看護師は国家資格ですので国家試験に合格する必要があります。
国家試験を受験するには、高校からの場合、看護大学や看護専門学校などの養成施設で最低3年以上勉強しなければなりません。
看護師国家試験は、年1回(2月ごろ)厚生労働省が実施しており、下記に該当すると受験資格が得られます。
■ 高校もしくは中等教育学校を卒業して看護師を目指す
看護師養成所(3年課程)、看護大学(4年制)又は看護短期大学(3年制)を卒業。
■ 5年一貫教育を修了して看護師を目指す
中学卒業後もしくは中等教育学校の前期課程を修了で、5年一貫教育を行う高等学校(衛生看護科3年専攻科2年)を卒業。
■ 准看護師から看護師を目指す
看護師、准看護師の定義は下記の通りです。
看護師とは、
厚生大臣の免許を受けて、傷病者もしくはじょく婦に対する療養上の世話または診療の補助をなす事を業とする。
准看護師とは
都道府県知事の免許を受けて、医師・歯科医師または看護婦の指示を受けて傷病者もしくはじょく婦に対する療養上の世話または診療の補助をなす事を業とする。
決定的な違いは、看護師は厚生大臣の免許であることに対し、准看護師は都道府県知事の免許であることで、准看護師は診療の補助をする場合、医師・歯科医師または看護婦の指示を受けなければなりません。
このことから看護師に対し、准看護師の方が給与待遇などで劣ることがあります。
国家試験には年齢制限が無いため、社会人になってからでも看護師になることは可能です。
ただし、看護学校等の卒業が必要なため、受験資格のない方は学校に通う必要があります。